出産や加齢により下垂してしまったバストに対しては乳房吊上げ術 (マストペクシー)が必要となります。 但し、下垂しているわけではなく、乳房が萎縮して小さくなってしまった場合には豊胸術を考える場合もあります。 元々バストが大き過ぎて下垂が出ている場合には吊上げると同時に乳房自体を縮小(リダクション)する必要があります。
・いずれの手術も乳房の大きさ・形態を整える手術法です。これらに対して欧米で非常に数多くの論文が発表されています。 ・欧米人(白人)の場合には傷跡が大変きれいになる為、大きく切開することをためらわない傾向があります。 ・一方日本人(黄色人種)の場合には傷跡が目立つことが多く、しかもその傷跡が左右の胸に対照的にできる為、ひと目で手術をしたと 分かってしまう為、これらの手術は美容外科医から敬遠されてきた変遷があります。
・当院では傷を最小限にして最大限の効果をもたらす手術法を開発し、日本形成外科学会、日本美容外科学会に発表を行なっております。 ・1987年頃より欧米でも最小限の傷(乳輪周囲のみの切開)で行なわれるようになってきており、当院でも極めて重症のケース以外は このドーナツ型に切開する手術法を適用しております。