咬んだ際に、上の前歯より下の前歯が突出してしまう状態を、
反対咬合といいます。
代表的治療法として“下顎分節骨切り術”が挙げられます。
・この方法は術中、術後の合併症がほとんど無く、顎間固定(上下の歯をワイヤーで結んで固定する)の必要がない為、
翌日より食事を摂れ長期的にも後戻りがないという、簡易でありながら非常に優れた手術法です。
・手術はもちろん口腔内から行ないます。
・咬み合わせが反対の部位は前歯の8本である為、その両端になる左右の4番目の歯(小臼歯)を抜歯しその空いたスペースを利用し、
前歯の6本を後方に下げて固定するという方法です。
・通常の歯列矯正で2〜3年要する咬合の問題が短時間の手術で改善します。
・手術は約1時間30分で終了します。
・術前のセファロ(レントゲン写真)、歯列模型による詳細なプランが必要になります。
・術後に歯科的治療が必要となる方もいらっしゃいます。