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バッグは元々人間の体に存在しないものです。
手術によりバッグが体に挿入されると、バッグの周囲の組織がバッグを体の外から入ってきた
「異物」と判断し、体を守る為にバッグの周囲に被膜(カプセル)を作成します。
この被膜(カプセル)に大きなゆとりがあり、柔らかいものであれば、形、動き、感触とも
大変自然なバストに仕上がります。
逆に被膜(カプセル)が狭く、硬くなると内側のバッグが締め付けられ動きのない硬いバストに仕上がります。
この状態を被膜拘縮と呼びます。
手術後、何もしなくても全ての患者様が被膜拘縮を起こすことなく、良い仕上がりになるかといえば
残念ながらそれは難しいと言えます。
当院では、被膜拘縮を防ぎ、生まれつきのバストのような自然な仕上がりになって頂く為
次のようなアフターケアを行っております。
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マッサージの目的は、定期的にバッグを動かすことにより必要なスペースを広く確保すると言う事です。
一般的に表面に凹凸がある「テクスチャードタイプ」のバッグは、マッサージ不要と言われておりますが、
大阪院では念の為、どのタイプのバッグでも簡単なマッサージの指導を行っております。

マッサージを開始するのは、手術1週間後からです。
女性の看護師がマンツーマンで丁寧に指導させて頂きます。
一日数回、お胸を軽く動かすだけの簡単なものですので、患者様の負担になることはありません。
被膜(カプセル)は3ヶ月で完成する為、マッサージも3ヶ月間となります。
被膜拘縮のリスクを回避し、最高の仕上がりを目指す為、当院では患者様にもご協力をお願いしております。
手術後、超音波をバストにあてる事によりバッグ周囲の被膜が厚く、
硬くなる事を防ぐことができると2002年スペインのDr.Planasにより
発表されております。
当院では、早くよりこの体外式超音波をアフターケアの一環として
取り入れております。
超音波治療を行うのは、手術2週間目以降となり、定期的に超音波を
あてることにより、被膜拘縮予防に大きな力を発揮致します。
治療後のお胸を触って「柔らかくなった」とすぐに実感して頂ける
患者様も沢山いらっしゃいます。
被膜拘縮の予防剤として、アコレート、ユベラという2種類の内服薬を
ご用意しております。
元々、喘息の治療で使用されていたもので服用する事により
被膜拘縮予防の働きがございます。
一度他院でバッグ挿入の手術を受けた患者様が、仕上がりに不満があり
修正を希望される場合、初めて手術を受けられる方より被膜拘縮の
可能性は残念ながら高くなります。
よって、当院では特にバッグの修正の患者様にはこの内服薬を
必ず処方させて頂き、被膜拘縮予防に努めております。
処方は基本約1ヶ月ですが、状態により追加処方する場合もございます。
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