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人工乳腺(バッグ)を使用した豊胸手術の場合、当院では複数の麻酔を併用して行います。
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手術の準備ができましたら、まず静脈麻酔を使用。点滴でお薬を注射し、患者様に眠って頂きます。
その後、背中より硬膜外麻酔の為チューブを挿入し、そこから麻酔液を注入。
首から下の上半身の感覚をブロックします。
この時、眠っている状態ですので、背中に痛みを感じることはありません。
硬膜外麻酔が効き、バストの感覚がなくなったのが確認できたらワキの下を切開し、
バッグを挿入するスペースを作成し、トライアルバッグを挿入します。
手術が進むにつれ徐々に患者様の眠りは浅くなっていき、
トライアルバッグが挿入された時点では、眠りから覚めている状態です。
トライアルバッグはチューブでつながっており、そこから生理食塩水を
入れ、注入量を加減する事で、お胸の中で自由にバッグの大きさを
変えることが可能です。
電動ベッドにて患者様の上半身を起こし、鏡で実際にバストのふくらみを
見て最終的にどれくらいの大きさのバストにするか決定致します。
もしご自身だけで、バストの大きさを決定する事に不安がある方には
ご家族、ご友人の方にも手術室に入って頂き、一緒に大きさを確認して
頂く事も可能です。
バストの大きさが決定しましたら電動ベッドを倒し、吸引麻酔(吸うと眠くなるガス)により再度眠って頂きます。
その後、両脇にトライアルバッグの際に決定したサイズで本バッグを挿入しワキを縫合すれば終了です。
上記のように麻酔を使い分けることにより「バストの大きさは確実にチェックでき、手術の痛み、
不安からは解放される」という患者様にとって最善な方法で手術を行うことが可能となります。
麻酔はお体に負担がかからないよう患者様の身長・体重・体質などを考え調合いたしますので、
手術数時間後にはご自宅に帰宅して頂く事ができます。
患者様の強い希望により、手術中、全く意識がない状態になる全身麻酔を使用する事も可能ですが、
その場合バストの大きさがチェックできなくなります。
何を一番優先するかを考えて、医師と麻酔の種類をご相談下さい。
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